世界の心臓学を拓いた医学博士は、実直で人情深い九州人だった。
その偉業は、ノーベル賞を超えると言われ、「ペースメーカの父」とも
呼ばれるが、彼を知る人はまだ少ない。
明治、大正、昭和―ドイツ留学から晩年まで、お手伝いのミツコの目
を通して描く、九州帝国大学教授の半生。
■主な内容(目次より)■
第一話 帰国
第二話 帰国報告
第三話 町医者
第四話 船出
第五話 新生活
第六話 充実の日々
第七話 親友
第八話 アショフとの再会
第九話 家庭生活
第十話 再びの渡航
第十一話 春塘との別れ
第十二話 事件
第十三話 退官後
第十四話 一筋の望み
第十五話 絶望
第十六話 運命
第十七話 終章
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